Cho.録りでのガイド


Cho.(ハモリ)の録音で心配なのは、メインVo.に釣られ易いこと。

  • たとえ、Cho.担当に実力があったとしても、基準となるVo.の音程がズレていて、それに忠実に合わせたとすれば、バック演奏に合わないパートがさらに増えるだけ。
  • 打込音でCho.のメロディのガイドを作り、聴かせる方がうまく行く場合がある。
  • 既に録ってあるメインVo.は、音量を下げて言葉のタイミングを合わせる手がかりにのみ使うほうが良い場合もある。その場合、音程はメロディのガイドを頼りにしよう。
  • 唄うために最低限必要な楽器パートを残し、それ以外はミュートするか音量を最低限にし、リズム体、メロディのガイド、自分の音程に集中できるようにすると良い。
  • 音程に気を取られ、声の出し始め、リズム、伸ばした声の最後の終わるタイミングを疎かにしないこと。そうしないと、エンジニアの編集作業(手直し)に要する時間は馬鹿にならない。

  

【過去にあった話】

  • Rec.でコーラスを入れようとしたら上手くハモれなかった。
  • メインVo.に対して3度や5度という音を使うとか、コードやスケールを意識するということを知らない様子。←まぁ、そういう方もいます。
  • 「次回は、コーラス用のガイドを作ってくると良いですよ。」と提案。
  • コーラス用のガイドを作ってきたが、自分で歌ったものを録ってきた。しかし自宅で作ったガイド(自分の声)も、結局はハモっておらず、役に立たなかった。
  • どうすれば良いか?
    • 打込みが使えるなら、Vo.メロディに対して、コーラスのメロディを打込みながら、ハモっているか確認してみるべき。
    • 打込みができないのなら、きちんとチューニングした楽器で演奏することも良い。
    • 打込みデータや楽器で録音したトラックデータをスタジオへ渡そう。スタジオのRec.システムに読込んで利用。