1. はじめに
- DAWは、現在のRec.で欠かせません。エンジニアが使いこなすのは必須ですが、お客様にもお勧めしたいです。特に弾語りの方に！！
- 苦手意識のある方は、まず、Rec.ガイド用として、シンプルなドラムの打込みを。それだけでも かなり役立ちます。
- 当スタジオへ通ってくだされば使い方をレクチャー。
- Rec.直前ではなく、普段から。
- 作曲の段階から使えば助けになるはず。
- DAWを勧めることで、当スタジオの仕事が減りますが、お客様とのやりとりがスムーズになるなら歓迎します。
2. なぜドラムの打込みを？
フリーソフトのピアノロール画面。
- Rec.前にガイド作成が必要。
- お客様は、普段、感覚で演奏している方がほとんど。
- 曲のについて上手く説明できないことが多い。
-
- 曲の構成（イントロ、A,B,C）
- テンポの変化
- 小節数、拍数
- シンコペーション
3. フリーソフトを使おう
- 画面デザインや操作性はDAWによって違うが、考え方そんなに変わらない。
- ポイントを抑えつつシンプルなフレーズを打込めるように。
- 打込み利用だけなら、オーディオインターフェースは不要。手持ちのPCモニターから音が出れば良い。
3.1 操作の練習
- メトロノーム音を鳴らす操作。
- 初期テンポを設定。
-
新規トラック追加。
画面にドラム用のトラックを作る。 -
トラックをピアノロール画面で表示。
音符より分かりやすい。 -
画面上に音を置いてみる。
- 音程（ドラムのパーツに相当）
- 音符の長さ（4分、8分、16分）
- 強弱（ベロシティ）
-
ハイハットで開始のカウントを入れる。
-
フレーズを打込む練習。
- 8ビートや16ビート（基本）。
- シンコペーション（重要）。
- タム回し（ひとまず不要）。
-
編集効率向上のための操作を覚える。
- 個別選択、範囲選択。
- コピー。
- ペースト。
- 削除。
-
テンポの変更方法を覚える。
グラフ状の線を操作。 -
トラック上のデータの合成。
編集過程でツギハギになったトラックを一本に。
3.2 ｵﾘｼﾞﾅﾙに合わせて
- オリジナル曲に沿って打込む。
-
インデックス挿入。
Aメロ、Bメロ・・・の区切れ目に「目印」を付ける機能を活用。 - テンポ変化を設定（一定なら不要）。
-
4小節または8小節毎に飽きないための変化を（アレンジ）。
- スネアの連打やシンバルを挿入。
- バスドラムのパターンを変更。
-
ドラムトラックを他者に渡すために。
- トラック上のデータを合成。
- MIDIデータをエキスポート（フォーマット1で保存）。
- USBやDoropBoxでスタジオへ。
-
スタジオへMIDIデータを渡す。
- Rec.ガイドとして活用できる。
- 発展させ、Rec.の素材として使えるレベルにしたいなら、スタジオの力を借り、音色選び（音色変更）、強弱の調整、タム回しなどのアレンジを。
- ライブ用のオケとしても使える。
【ドラムパターン提供】
当方では、シンプルなドラムパターンのMIDIデータを数種類だけ準備している。ネット経由で無料提供可能（互換在り）。